イギリスで生きてみる
by pirimiso
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タイ・マッサージ バンコクの日々①
じつは、タイ式マッサージが特技(?)である。

ワットポー・古式マッサージスクールで講習を受けるのは、
じっくりと滞在するための理由づけだった、と思う。
幾度かの旅の際に体験したタイ・マッサージに
関心があったのはたしかだけど。
マッサージの基本を学ぶには、費用があまりかからないことも
タイを選ぶ理由だったろう。
短い期間とはいえ、毎日学校に通い1日講習をうけ、宿への帰りに
寄り道する、そういう平穏な時が欲しかったのだ。

ムッとする熱気や、日光アレルギー肌のわたしには強烈すぎる
日差しにもかかわらず、訪れる度にまた戻ってこようと思わせられる国が
タイなのだ。

バンコクの車があふれかえる排気ガスの中で、
地面にへたり込むように商いをする人々の視線の中を歩く時でさえ、
けだるさが心の平静に変わっていることを意識する。
この「意識」することの自然さが、
気持ちを静かに静かに落ち着かせてくれる。

そこに住む人の暮らしのにおいも、
商売のあからさまなエゲツなさも、
不衛生をのぞかせる街の裏側も、
その反対に、均一な世界基準のきれいな商業ビル郡も、
混ざって濁った空気のエネルギーを生み出しているのに・・・。
妙に穏やかなわたしは、その空気の力に背中を押されながら
ゆっくりと歩いていた。

バンコクでタイ・マッサージを習ったあの時間がくれたものは、
マッサージの技能や出会った人々との思い出。
そしてそれ以上に、
たくさんの瞬間的な印象がわたしの記憶にからみついて、
それがわたしの一部になってしまったこと。

マッサージをする度にその断片がよみがえる。
だれかの身体を押しているわたしの指から、
バンコクのけだるい熱が流れ出るのを感じる。
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by pirimiso | 2005-04-11 18:17 | タイ・マッサージ気分
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