イギリスで生きてみる
by pirimiso
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カテゴリ:JOEと映画を( 31 )
字幕スーパー
ずっと観たかった誰も知らないを観る。
(近所のTSUTAYAにある2本は
いつ確認しても貸し出し中だったから、やっと今)

英語字幕ありのDVD、ありがたや。
(字幕なしだと、時々映画を停止して
状況説明しなくてはならなくて、大変メンドウ)

しばらく観ていたJoe、
「この字幕、教科書みたいな英語だねー」

こういう日常の言葉たち。
ちゃんと言葉文としてのまとまりの無い言葉。
ましてや、子どもたちのやり取りは言葉以上に空気が伝える。

こなれた英語らしい表現で翻訳してしまうと、
それはもうアメリカやイギリスの子どもの空気に変わってしまう気がする。
あえて基礎テキストちっくな表現を選んだんだと思うよ、この場合。
好意的に見るとね。

ワタシが、外国のフィルムを日本語字幕付きで観る場合、
翻訳された言葉とそのシーンをあわせ見て
頭の中でもういちどある種の翻訳をしながら理解してるみたい。
少々不自然な訳文にも、解釈の巾を広げて対応してると思う。
字幕スーパー慣れしてる日本人だからか?

いまではすっかり成長してしまった柳楽優弥クン。
この映画での少年期の表情は、
独特の眼差しがあまりにストレートで・・・ああ
いかんよ、少年
オバチャンをドギマギさせちゃ・・・
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by pirimiso | 2006-08-18 11:14 | JOEと映画を
TSUTAYAにて
日曜日の午後、
いつものTSUTAYAは家族連れで賑わっている。

食品系の買い物の帰り道に立ち寄ったワタシ。
今のところカウンター前に順番待ちの列が無いのを確認すると
最速モードで店内をグルッと一巡り。
「今日はドキュメンタリーでも観ようかね・・・」
と、すばやくシェルフを物色。

とても幼い子どもの声が聞こえた。
「おかあさん、ココ入っていいの?」

3~4歳くらいの女の子が少し離れた位置の母親に訊いている。
女の子はカーテンで仕切られたコーナーの入り口に立っている。

「ココは子どもは入れないのよっ。」
母親は女の子の手を取って歩き出そうとしている。

「だけど、もっと小さい子が中にいるよ~」

ワタシの視線も腰丈のカーテンの下をうかがう・・・

その「もっと小さい子」は、シェルフからビデオの1本を抜き出している。
満足げに笑いながらビデオを抱えてカーテンの奥から出て来た。
トコトコと歩く様はやっとまともに歩けるようになったところか。

「パパー、パパー」と嬉しそうだ。
パパのところまでかけ寄ると、自ら選び取った1本を差し出す。

赤ちゃんからビデオを受け取ると
なんとか無表情を保ちながらカーテン奥に返しに行くパパ。

見ると、女の子と母親はもうそこにはいなかった。

かわいい拾い物をした気分のワタシは、笑いを堪えながら
テキトーにドキュメンタリー・フィルムを選び
Joeに話すために大急ぎで家に帰った。
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by pirimiso | 2006-08-06 23:35 | JOEと映画を
ユダの福音書 
National Geographic Society が公開した The Gospel of Judas

"ユダは裏切者ではなかった"
 !!!!!!!!!

「ナショナル・ジオグラフィックの記事には、取材が浅い偏ったものもあるけどね」
と、Joeは言う。
でも、この企画はリキ入ってると思うよ。
カネも時間もつぎ込んでるし。

こんなにワクワク想像をかき立てられる事ってあんまりないよ。
「ダヴィンチ・コード」よかずーっと面白いかも!
サイトの宗教学者たちのインタビューフィルムが愉快。
(な~んか芝居じみて感じるのは、ワタシが素直じゃないから?)
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by pirimiso | 2006-04-09 12:02 | JOEと映画を
IN HER SHOES
試写会にお出かけ。
「これって、レディーズ向けかもね」とは思ったが、Joe同伴で。
IN HER SHOES

案の定、会場の9割はオンナだったよ。
なおのこと、繊細なご婦人方の不興を買うのではとJoeの行動が気になる。
「ポテトチップ、ガサガサせんといてやー」とクギをさしておく。
(飲食禁止のルール違反などへっちゃらの高校生を連れてる保護責任者モードに突入か・・・)

映画は姉妹の葛藤と絆を描きながら
祖母と両親の確執を明らかにしてゆく。
姉ローズが妹マギーを守り続ける想いに
おなじく妹を持つ姉であるワタシはとっても共感。
ウチは妹の方がローズ・タイプの堅実派で、ワタシがフラフラしてるけどね・・・

およそ10パーセントもの人が、実は難読症(dyslexia)の何らかの影響のもとで生活していると言われる現状と遺伝子上での原因究明。
精神沈静のための薬物の長期投与や老人福祉制度・・・
この映画の背景にある社会問題は
観賞後のJoeとの「エーガ会話」に豊富なネタを提供してくれた。

でも、この手の映画はオンナ同士で語り合いたかったなー。
きれいな靴を見るときの心情の深い部分はオトコに言ってもわからんだろう。

中学生の時にプレゼントされた真っ赤なハイヒール。
ハデ好きの叔母が選んだ贈り物は、現実には全く不必要で役立たずな物だった。
でも、強いストレスに押し潰されそうに生きてた幼いワタシが
その赤い靴をながめる時には、どんなに幸せな気分にひたれたことか。

Joeはその言葉に理解を示すふうではあったが、
これはカレに想像できる類いのコトではないだろう。

やっぱり自分の体験から言っても、
IN HER SHOES は彼氏とではなく女友達と観ることを勧めたい。
ローズとマギー姉妹に自らを映して思いめぐらし
素直な気持ちで友と話し合う良いきっかけになる映画だと思う。
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by pirimiso | 2005-11-03 02:34 | JOEと映画を
ミスティック・リバー Mystic River
c0048612_15594671.jpg
My "Painful Movies List" の中で<優秀賞>の1本、Mystic River
暴力に晒されて壊れていく人間関係を、
誘拐や虐待や殺人を絡めて描いていく脚本がすばらしい。
登場人物の状況や惨たらしい事件は
1つ1つを個別に見れば、アメリカでは(あきれるくらい)よくある事である。
多くのアメリカ人は何かしら共通する体験を抱えながら、この映画をどう観るのだろう。
深くよどんだまま流されて、川底に沈んでいくのを悲しむばかりなのか。

Joeはその舞台となったボストンにいて
川の流れを見ながら映画の印象が強くよみがえった、と言う。
映画に出演したという現地の人にも出会っている。

わたしにはこの映画のせいで、殺伐としたイメージがあるが、
「ボストンの人々はアメリカでも一番心温かい」らしい。
あくまでもJoeの持つ印象ではあるが
長くアメリカを旅したカレの言葉なので、根拠のないことでもないだろう。

アイルランドからの移民が多かった土地だからかもしれない、とも言う。
J: 「イングリッシュは冷淡だからねー。」 (←?コレもあくまでもJoeの意見)
その「冷たいイギリス」?からやって来たヤツは、アイリッシュ気質を賞賛するのだ。

ボストンは人情の温かみも、アメリカの暴力性も一緒くたになりながら
ミスティック・リバーの水のように混じり合っているのだろう。
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by pirimiso | 2005-08-31 15:46 | JOEと映画を
あの子を探して Not One Less
中国の貧しい山村に代用教員としてやって来たのは
13歳の少女ミンジ。
出稼ぎに行ってしまった生徒ホエクーを探しに都会に・・・

やんちゃなホエクーの表情も、幼いミンジ先生の真剣さも
微笑ましくていじらしくて見入ってしまう。

もみ合いになってチョークが粉々に踏みつぶされた時、
老先生がどんなにチョークを大事に使っていたか思い出す女の子の言葉。

たった2本のコカ・コーラを26人で分けっこして
神妙な顔付きで「へんなアジ~」と言う子どもたち。

とてもシンプルこの上ないストーリーが新鮮に思える。

貧しさの中で手にする小さな喜びは、こんなにも濃いのだと
自分のつつましかった子供時代を思い返す。

Not One Less
聖書に出てくるイエスのたとえ話のよう。
群れから迷い出てしまった1頭の羊を連れ戻すために、
群れを置いてでも探しに行く羊飼いのお話。
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by pirimiso | 2005-08-22 00:51 | JOEと映画を
SIDEWAYS  サイドウェイ
Joeがアメリカへ発つ前に2人で観ようね、と言っていたサイドウェイ
ぜったい飲みたくなるってわかってたから、ワインのボトルを用意しておいた。

おっさん2人連れのカリフォルニア・ワイナリー巡りだなんて・・・。
おしゃれなんだか、むさ苦しいんだか、ビミョーな設定。
第一目的は結婚前のナンパ旅行なんだろうけどさー。

CMのボイス・オーバーや若かりし日のTVドラマ出演で、
「そーいや、そんなヤツもいたっけー」という感じのパッとしない俳優と、
出版社に小説を売り込んでも全然相手にされず、
離婚の痛手からも立ち直れない英語教師マイルス。

c0048612_0592631.jpgおなじ「おっさん」として共感することがあるみたいで
Joeは「これって、オレのことやでー」と彼らのセリフにうなづく。
その同じセリフに対して、わたしは
「アホー、しゃっきりせえ!」と言いたくてもどかしさを感じている。

マイルスが出会う女性マヤも
ワインの味わいの微妙な差異になぞらえながら人生を語るくせに
タバコを吸ってたりするどうしようもない中途半端さ。
(わたしは、喫煙者の味覚を信頼しないのだ。)

ここでは、オンナにも「気骨」がない。
人生に揉まれているうちに色んなものが抜け落ちてしまうのだろう。
とても大事な何かさえも。(カドがとれて丸くなるとも言うが・・・)
こういうところに、この年代の人間がうまく出ているなー、と思う。



車窓のブドウ畑の整然とした緑に
焦がされそうに強い強いカリフォルニアの光を思い出す。

P : わたしらが行ったのは、もっと北のナパ・バレーのワイナリーやったね。

J : ・・・・ん、ワイナリーで寝ちゃったんだよな・・・・。

友人が御馳走してくれたワインの最初の1杯で、
すっかり酔っ払って崩れるように眠ってしまったJoe。
その後のことはほとんど覚えていないのだ。
わたしは、そのあいだ 友人N氏 と何種類ものワインと料理を堪能し最高にハッピーだった。

映画を観ながらも安ワインがすすみ、(いつものように)ほとんど1人で飲んでしまう。

Joeがたそがれた中年男らの想いに自らの人生を重ねている横で、
わたしは酒に酔いながら同時に醒めている。

「オトコって自分を憐れみすぎやでー。自業自得なだけやのにな」 と。
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by pirimiso | 2005-08-14 23:57 | JOEと映画を
ボートの三人男 Three Men in a Boat
c0048612_039473.jpgジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」に出会って30年近く経つが、いったい何度読んだことだろう。
おそらく15回以上読んでると思う。
丸谷才一氏の味のある訳文が好きだ。

暑さで神経がキリキリしたり、反対にダラダラして何にも力が入らない今のような季節には
この本を開いて、100年以上前のイギリスにトリップしてしまうのだ。

テムズ河をボートでゆったりと旅をする若い男3人と一匹の犬に、仲間入りする気分で船旅へ出かけよう。
河の両岸の美しい風景を楽しみながら
水面に冷やされた風に当たっていると身体の芯からくつろいでしまう。

旅で語られる挿話はもうすっかり頭に入っていて、
暗誦できそうなくらいなのに、毎回笑ってしまう。
これって、そう、落語とおんなじノリだ~!
実際「ボートの三人男」のユーモア感覚は
長屋のご隠居とアホな若い衆の会話と同じニオイがする。

古典的なジョークって世界共通なんだろうね。
「アフリカのスーダンでは、Three Men in a Boatは去年のベスト・セラー本だった、
ってEconomist(英誌)に載ってたなあ。」と、Joeが教えてくれた。

スーダンでは内戦のせいで手に入る本がほとんど無くて、
数少ない本屋に並ぶのは、「デビッド・カパフィールド」や「ハック・フィンの冒険」
そして「ボートの三人男」などのクラシックだという。

内戦で恐ろしくひどい状況に生きる人々には、
100年前に優雅に舟遊びをするイギリス人の話など理解不能な部分が多いのに
それでもこのコミカルなストーリーには人気があって
飼ってるブタに犬のモンモランシーの名前を付けるファンもいるのだという。

わたしが中学生の時から読みつづけたこの本から、
イギリス人とその生活と歴史について知ったことはとても多い。
いまJoeを見ていると時々、三人男のジョージやハリスや「ぼく」ジョロームの
人柄の断片を見つけてしまう。

もともとは滑稽な話としてではなく、地域の歴史や地理の記録として書かれたのだという。
作者の抑えきれないおふざけ精神が炸裂してしまった結果らしい。
本に出てくる宿屋やパブは100年前と変わらず今も健在であったりする。(イギリスやね~)
Three Men in a boat をガイドブック代わりにテムズ河を旅しよう。いつか。

お気に入りの翻訳文だけど、
現在Web上の原文で楽しんでいるところ。
訳文を記憶しているので読み易いのと、もともとわかりやすい表現の文章なので
とっつきやすい。古い版からのレトロな挿絵もあり。
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by pirimiso | 2005-07-21 00:39 | JOEと映画を
氷の微笑 Basic Instinct
土曜、日曜の2日間は
ウィンブルドンのファイナルをヤイヤイと評論しつつ観戦。
が、おそろしくレベルの低い評論家2人は、テニスの事などわかっちゃいないのだ。

「美しいシャラポワちゃんに最後まで残っていて欲しかったな。」(ミーハーやね・・・)
わたしは、ダベンポートのオバチャン系ルックスの迫力ばかりを凝視してしまった。
「あれは、カオで戦ってたよ。」
Joeは彼女がまだ10代の頃、間近で見たことがあるという。
おぼろげな記憶ではその頃は「かわいい女の子だった」らしい。

テニスに深夜2時まで付き合い、
その上(Joeが)TSUTAYAから〈当日返却〉でレンタルしてしまった
「氷の微笑」を観る。

何年もまえに観たけどね。(たぶん、TV放映で)
なかなかきわどい見せ場(濡れ場?)の多いサイコ・スリラー。
この映画のシャロン・ストーンは最高にキレイだ。

今回はJoeと、一種のコメディとして楽しむ。
2人で過ごしたサンフランシスコの風景もなつかしかった。


J:「うちにはシャロン・ストーンはいないし、アイス・ピックもないから安全だよねー。」

「アイス・ピックで何度も突くのはメッチャ疲れるから、わたしならナイフを使うね。」と
包丁を磨ぎ器にかけようとしたが、見当たらない。

なんと、すでにステンレス包丁はベッドの下に隠してあったよ!

いかにもJoeが考えつきそうな、くっだらないジョーク。

「しょーもなー」と内心あきれながらも、調子を合わせる。
笑ってるとホントにおかしく思えてくる。

この冗談のために、
ただそのためだけに、
「氷の微笑」を借りてきたのだと、わたしは信じる。

Joeはそういうヤツなのだ。


(このビデオ、ちゃんと朝の10:00までに返却しに行ってよーっ!!)
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by pirimiso | 2005-07-04 23:35 | JOEと映画を
LOVE ACTUALLY ラブ・アクチュアリー
Joeに1人でTsutayaに行かせたら、絶対に選びっこない1本。
「クラシックなのがイイな。“イージー・ライダー”なんかどう?」というのを
圧しとどめ、ラブ・コメディーの勝利。
バイク乗りのヒッピー映画なんぞ観たい気分じゃないもんねー。
半額クーポンで¥105なりというのもラッキー!

このところコメディーもので笑いたいという期待を裏切られ続け、
出来の悪いドタバタばかりつかまされて来たわたしたち。
「コメディーくらい難しいジャンルは無いね。アカデミー賞だってコメディー部門を作るべきだ!」
Joeはこう言ってあきらめムードだったのだ。

で、Love actually

笑った~~~!!!
「脚本のセンスがいい」とJoeも満足。

出演の人物が多くて混乱気味のカレのために
「この女の子は、このオトコと・・・そいでコイツはあの美人と・・・」
って、説明してやるのに忙しかったけど。
(ポピュラーな映画なんで、内容には触れましぇんが)

しかし・・・・独身の首相って・・・ウチの小泉さん?って思い出したりして
一段と盛り上がってしまった。

理屈抜きで、英国人らしいセリフの数々に吹き出しながら
2人でこういう映画を楽しめるのって、幸せだな~とシミジミ。
¥105で手に入るHappiness! 安上がりな人間やね。

次は、ヤツの好きな戦争モノでもイージー・ライダーでも何でも付き合ってやるよ~
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by pirimiso | 2005-06-20 18:22 | JOEと映画を