イギリスで生きてみる
by pirimiso
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カテゴリ:JOEと映画を( 31 )
Kundun クンドゥン
c0048612_0394455.jpgダライ・ラマ14世(Kundun) が亡命に至るまでまでを描いたマーティン・スコセッシ(?!)監督のフィルム。

チベット人も中国人も英語で話す
ハリウッド映画。
観はじめた時は違和感いっぱいだったけど、アメリカナイズされてない英語のアジアンな響きに「こういうのもアリかも」と思う。

輪廻転生の世で見出され、運命の人物を引き継いだ少年がどんな教育を受け、
どういう経過で国を出なければならなかったのか?


思想と共に、明るくおおらかな人柄が共感を呼ぶダライ・ラマ14世が
若き日に何を体験し考えてきたのか?

ノーベル平和賞を受けた活動のバックグランドの根にある重い歴史についての
知識を補うことができたのが、とてもありがたい。
彼が亡命する前に、毛沢東と会談してたってのは全然知らなかった。

あまりにピュアな信仰に生きる人々が、
共産主義の大国に隣接する悲劇は今も続いている。

どんな思想であろうと大国のやり口は共通している。
毛沢東がチベットへの制圧を若いダライ・ラマに語る言葉は、
今日のアメリカの他国への態度と驚くほど同じじゃないか!

公開当時ほとんど見向きされなかった映画らしいけど、
とても質のいい映画だと思う。
一般のアメリカ人に受ける映画じゃあないかもしれんけど。

Joeはアメリカの批評家が「つまらない作品」と評してた事の
見識の無さを嘆く。
同感!アメリカ人が大好きな"シー・ビスケット"が
どれだけつまらん映画だったかを思い出し、ハナで笑ってやった。
せっかく自分らの映画会社が資金をつぎ込んで
アメリカ人にも理解しやすく、しかもハイレベルな映画に作り上げたというのにさ。

映画製作には、ダライ・ラマ14世自身の大きな協力があったという。
若くから映画を通じて世界の事を学んだ映画好きだから、
チベットを思うメッセージとしてだけでなく、この映画製作を楽しんだことだろう。
そう考えると、うれしいね・・・・

中国との情勢が変わって(たいそう難しい事だけど・・・)、ダライ・ラマがチベットの人々のもとに戻れる日が来ますように。
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by pirimiso | 2005-06-17 16:37 | JOEと映画を
カタカナ
黄金伝説で1ヶ月1万円生活してるボビーが書いた「イたリお」(イタリア)
いいな~ かっわいいな~

そういえば、Joeは先日
何かから書き写したカタカナらしきものを見せて、
「今日はこの映画をみようよ」 という。

・・・・・・チャウ パク・・・・?

中国語?それとも韓国語かい?

チベットだかネパールだかの山岳地区で生きる人々の映画だという。

やっぱり中国系かな?

結局、ネパールの山を舞台に集団で旅をする民族を描いた
フランス・イギリス・ネパール・スイス共同制作の映画だったよー
c0048612_0402321.jpg
日本語タイトル「キャラバン」原題:Himalaya →

・・・・・Caravan 英語やんか!

TVのボビーはたいそうカワイク感じるけど、
Joeにはもう少しアイウエオの練習してほしいよなー

チャウ パクからキャラバンにたどり着くのは
そう容易ではないのだ。
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by pirimiso | 2005-06-02 23:51 | JOEと映画を
Boys Don't Cry
c0048612_1728316.jpg
Joeの友人に薦められたBoys Don't Cry


わたし: どんな映画?深刻なやつ?
軽ーいコメディとか観たいねんけどー。

Joe: シリアスだと思うよ。まあ、観てみようや。

・・・・・・・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!

すこし疲れ気味で、気楽にヘラヘラ笑ってリラックスしたい気分の時に、
よりによってこういう映画を観るのは、運がいいとは言えないねー。

いくつかのシーンでのヒラリー・スワンクの繊細な表情と
残虐としか言いようの無いストーリーが交錯して
ずっしりとした塊になって胸をふさいでしまう。

この映画を女性監督が撮ったということにも、製作意志の強さを感じる。
重要な映画だと思う。
作られるべき映画であり、観るべき映画だと思う。

鮮烈な印象は薄れないままに、きっと一生忘れないと思う。
だけど、できるなら忘れてしまいたい気持ちにさせる映画である。
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by pirimiso | 2005-05-24 17:00 | JOEと映画を
「30年前の中国&新しい中国」 from NIGHTLINE
ABCテレビのNIGHTLINEを録画したから観ようと、Joeが言う。

c0048612_238574.jpg"The New China"

30年前、テッド・コッペルは中国に渡り
大学教授とその学生たちを取材した。
文化革命の脅威に直接的に晒された教育者の苦悩と、
攻撃する側にいた若者たち。
30年後の今、かつての心境を語り合う彼らの生の声を聞いて、
「ワイルド・スワン」を読んだ時の強い印象がよみがえる。

読後、あまりにも詳細に描かれた当時の状況に衝撃を受けたわたしは
Joeを相手に感じた事を延々と語り続けた。
不十分な英語能力のため、話している途中で言葉の迷子になりそうなのにもかかわらず、熱に浮かされたように知ったばかりの中国について話を止めなかった。
(そういう時のJoeの忍耐力には感謝するのみ・・・)

カレはそれを覚えていて、わたしがこの番組にきっと関心を持つと見たのだ。
(そのとおり!読まれてしもとるがなー。)

教授は「学生の批判を歓迎するような発言をするしかなかったのだ。」という。
政治的に体制に反する発言をすることは自分だけではなく、
家族をも危険にさらすことになる。
学生の批判は自分のためを思ってくれての事と言いながら、
批判を恐れつづけていたと過去を振り返って語る。
実際には「批判」どころではなく、
襲撃を受けて命を落とす教師は少なくなかったのだ。

番組は、現在のコンピューター世代の大学生たちとの対比も試みる。
「信念よりなにより金が第一」と言い切る豊かな都会っ子は、
30年前の若者世代とは全く違って見える。

しかし、ここでは触れられてはいなかったが、反日デモのうねりが
この冷めたように見える世代から巻き起こった事も見過ごせない事実である。

テッド・コッペルが最後に締めくくったように
中国にあるのは資本主義であって、民主主義ではないのだ。
30年前と大きく様変わりしていても、
根本的に言論統制下での構造は残されている。

アメリカの社会の偏向した部分は、拝金主義から生じた歪みを通して
他のどの国に見られるよりも明白に現れている。
なのにもう1つの大国も異なるイデオロギーを持ちながら、
同じゴールを目指そうとしているのだ。

Joeが指摘するのは、中国人のstraight seriousnessと巨大なパワー。
経済的成功のみを、その力で推し進めようとするなら
アメリカを上回る脅威を世界中に及ぼすだろう。

歴史の若い大国と、長い歴史を誇る大国と。
今後、どんな共通点と相違点を目にすることになるのか。

わたしには、中国はいろんな意味で興味の尽きない国である。
文化革命のような、信じがたい経験を経た国だからこそ
その英知を見せてほしいと願っている。
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by pirimiso | 2005-05-23 18:14 | JOEと映画を
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
キューバ音楽のノリのいい軽快さと、気だるいもの悲しさが入り混じって
ここちよい「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
c0048612_0535494.jpg

なかでも、オマーラ・ポルトゥンドの声が好きだ。
さりげない、だけど多彩な表現力に、聴覚が彼女の声に集中してしまった。

ライ・クーダーの名前は70~80年代のポップスに混じって
時々耳にして知ってたケド、どんな音楽をやってたかは思い出せない。

あまりキューバ音楽にも予備知識なく観始めたのだ。

ハバナの町並みの朽ち果て加減が、たまらなくイイ味を出している。
スペイン式の豪勢な建築も、行き届いた手入れをされずにくすんだ佇まい。
通りでは、家々の入り口でたむろする人たちのやり取りがあたたかい。

さすがのJoeもキューバには行ったことが無いので、
2人で「うわあー!! 行ってみたいねー!」とタメイキ混じりでさけんだ。

ライ・クーダーが、縁あってこの老ミュージシャンたちを取りまとめて
アルバムを作り上げ、コンサートを催し、
ベンダース監督がこのフィルムを撮って、
世界中の人たちに極上の音楽の存在を知らしめたのは
なんとラッキーだったことだろう。

9.11以降ならば、
カーネギーホールでキューバの国旗を掲げることが可能だったろうか?

キューバ入りして撮影する許可を得るのは困難だったという。、
ライ・クーダーがヒラリー・クリントンの上院議員選時に多額の献金をしたのは
夫ビルの根回しを依頼する為だったのではないか、との嫌疑を受けたという。
ホントかどうかはともかく、
キューバ敵視を強化してる今の政権では、まず不可能だろう。

それと、何と言ってもこのミュージシャンたちはみな、すごく高齢なのだ。

この映画が作られたのは、時にかなっていたと言えるだろう。

カストロ革命後、不遇な歳月を送ってきた彼らの心からの喜びが、
皺の刻まれた笑顔で演奏される音楽からダイレクトに伝わってくる。

喜びと苦悩こそ人生なのだ。

いま、一段と市民生活に規制を増しているというキューバの政情。
その中でも、明るさを保つ人たちの表情はまぶしい。

単純に善悪基準で推し測ることのできない要素を
たくさん見せてくれそうで心ひかれる国、キューバ。行ってみたい・・・。

素直に「生きているのはすばらしい奇跡」と、思わせてくれる映画だ。
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by pirimiso | 2005-05-18 00:44 | JOEと映画を
ニホンジンは・・・・・?
c0048612_16405625.jpg
友人(young American boy)製作のフィルムを鑑賞。
日本を旅した際の記録映画。
素人とはいえ、大学で映像製作を勉強しただけあって編集がうまい。

よく外国人が「ニホンジン、スゴイ、ヤサシー」的なコトをおっしゃるように
この国の人がいかに親切にカレをもてなしてくれたかが
随所にちりばめられている。

カレが青目、ブロンド、長身という「ガイジンの条件」に恵まれてるコトも
最高の親切を享受できた要因であるのは確かなこと。
たとえばカレがアメリカ人でなくて、アジアのどこかの国の人だったら
ガイジンといっても受ける対応は変わっていただろう。

ニホンジンは本当に優しいか???

見知らぬ青い目のガイジンさんに、一宿一飯を笑顔で提供してくれる同じ人々が
アフガニスタン難民を入国管理局の留置所送りにしてしまう体制を許しているのが
実態でもある。

日本で働く外国人が差別的条件の下で生きているのも現実なのだ。
(それは、Joeのような金髪碧眼のヨーロッパ人も同じ。
                  意外と知られていないコトだけど。)

・・・・・・ニホンジンは優しいか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

言えるのは、個々の関係においては
人の反応というのはその人自身の鏡のように返って来るのだ、ということ。

この若い元気なカレは、とびっきりオープンマインドなのだ。
カレ自身の人柄が、日本で出会った人々をより一層親切にさせたのだろう。

カレが日本の優しさを引き出して、すばらしい印象を持ったのと同時に
日本中でカレに出会った人たちは、カレを通してアメリカ人らしいおおらかさを
じかに知る機会が持てたのだ。

日本の若い人たちに、もっともっと海外に出て行って
人の中に飛び込んでいってほしい。
「国際化」なんて言葉には意味はなくて、実際に経験する人とのかかわりだけが
世の中にはびこる偏見の壁を崩すことができるのだから。

日本人自身の中にある本来の「優しさ」を引っ張り出して、
ほかの国の人々を見下したり排斥しようとする狭い了見をとり払い
ガチガチに凝り固まった制度を変えていくには、
外の世界の実体験が不可欠だと思うから。
良い体験も、不愉快な体験も両方必要だから。

この若いアメリカ人が日本のおだやかな気風を描いて見せてくれたのは
ややステレオタイプの日本とも思えるけど
アメリカ社会にある強い人間不信感との対照だと思うと新鮮だった。

あけっぴろげに笑う人たちの顔には何の警戒心も見られない。
日本人の本来の尊ぶべき気質は、そんなところにあるのかもしれない。
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by pirimiso | 2005-05-02 11:27 | JOEと映画を
The Human Stain
(I don't know why my PC cannot be for Japanese! I'm in panic!!!)

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If we need someone in life, something like a magnet power may work as it has done for Faunia(Nicole Kidman) and Coleman(Anthony Hopkins)in their tragic reality. In the attraction of humanity -specially for men and women-, we see the deep impression in each of us. Today, people call it CHEMICAL!!

First, Faunia has found it in Coleman. It was the Human Stain. It was not just the common chemical works to fall in love, I believe.
She might feel it was even deeper than any terrible tragedies she got.
I have to say Faunia's history must be one of the worst examples of women's life. These tragedies were brought by her fate or rather people like her ex-husband and step-father. She has been living alone with many deep stains.

In Coleman's case the stain was caused from his decision and the racism in society. The decision has imprinted the deepest stain in his identity. This film doesn't tell much about the racism in himself.( I should read the book by the author Philip Roth.)
He could not escape from it in the rest of his life.
And at last of his time, he met Faunia who let him be able to tell the secret of his persona.

I think that to live with a total false personality have to be the most difficult state with our mind.
And somehow I also live with a mask pretend to be another person often for following an influence and a situation.

This story is based on such a shocking theme faces today's problems of us.
Of course, in U.S. some of the serious matters are very common much more than we Japanese imagine.

Joe says, one of his good friends died in prison.
The guy was a veteran of Vietnam War. The war made him crazy just like Faunia's ex-husband.
Another friend was married an African American girl and they had to move to New York for their safer life. Living in places in countryside like in this film is severe for the people, EVEN TODAY!!

In a place I stayed in CA, a man was killed several years before.
Actually the floor I was sleeping was just the site the body lay down!! It was a mad murder! But very usual, sad to say.
Too many problems in U.S. like these give the huge frustration to people. As the result, we can't take a walk in a quiet local town even in the daytime.
Always I listen to Joe says America has to be the last choice for us to live even he has so many friends there.

This is the world we live in!
If we face this reality, we know this film is not just a shocking fiction.
We need somebody in life.
When we share each other's background, history and beliefs, we can be free from some parts of the great pressure.
PERSONA on our face should be off sometimes.

Now, I thank Joe has found me in this world(!!??)


***Joe didn't know the bad meaning of the word SPOOK. As Coleman said in the university, English say this word only for GOAST and meaning as FRIGHTEN. Meaning for NIGGER must be an American slang.
Using words in this way is terrible, of course. But the problem is not the word. The famous scandal of President Clinton had the same situation for the concept of the word SEX in a different way! It's a interesting idea to add the scandal in this story. Ironic!!
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by pirimiso | 2005-04-26 14:04 | JOEと映画を
「真珠の耳飾りの少女」-映像に満足
c0048612_12294393.jpgフェルメールの生きた時代のオランダを再現した
ゴージャスな博物館を見てまわった気分。
衣装や背景の再現の見事なことと、それを撮影する技術、特にライティングの効果は群を抜いている。
衣装のテクスチャーは触った感触が伝わって
くるようだ。
撮影、衣装デザイン、美術部門でのオスカー候補だったのは、なるほどーと思う。

フェルメールの絵画にインスピレーションを得た原作の映画化ということで、光の表現にこだわりぬいた事がよく見て取れる。
できるだけ製作者の仕事の細部までとらえたくて
ストーリーは、どうでもよく(?)思えてしまうくらい。

当時オランダが絶大な海運力で設立した東インド会社は、
映画の舞台となったデルフトからは近くて運河でつながれていた。
デルフトは貨物の中継地として、ヨーロッパ各地との交易で繁栄した都市である。
その頃のオランダの造船技術は、英国の大型軍船をむりやり牽引拿捕(戦時)
できたほど高度だったという。
(以上、イギリス人からのウケウリ)

その最先端の技術が入ってくる土地柄であったからこそ
フェルメールは遠近法のレイアウトに、カメラの前身だった機器を
取り入れることができたんだろう。

鎖国中の日本をも含むワールドワイドな取引で
世界一の商業国だったオランダの人々の暮らしぶりが興味深かった。
プロテスタントが主流の国で、少女グリートのように
つつましく厳しい労働に明け暮れる人々。
一方、少数派のカソリック信者はフェルメールの一家のように
ツケ払いを滞っても、贅沢な暮らしを改めずにいる。
プロテスタントを主軸に置きながらも、カソリックもユダヤ教徒も
ある種の寛容さで受け入れた国の不思議な構図である。

そして、雇い主と労働者階級との歴然とした生活の違い。
オランダ人はイギリス人と似ているから
金持ちの傲慢ぶりはそっくりいっしょだと、Joeが言う。
どこもいっしょだと思うけどねー。
ドイツの農婦が書いた「秋のミルク」の原作を読んだが、
雇い主の態度はひどいもんだったよ。
日本だって、「おしん」とか・・・

その金持ちカソリックの子沢山がすごくて驚きだ。
フェルメールの奥さんは結局全部で15人のこどもを生んで
4人の子が死んでしまったという。
「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの少女)は
死んでしまった子供を偲んで描かれたという説もある。

しかし、フェルメール43歳の短命で15人の子供・・・・。
奥さんはほとんど休み無しの状態で、亭主はモデルと浮気ばっかり
してたとしたら、映画のような修羅場は何度もあったんやろねー。

グリートに意地悪する娘がいたが、あの子の視点で
シェイクスピア風喜劇「浮気なフェルメール父ちゃん」を
映画にしてもらいたいと思う。
どうしても、子沢山の父親とこのピュアなストーリーに
違和感を感じるのはわたしだけだろうか?

すばらしい映像美の映画だと、そのことに感動した。
機会があれば、ぜひ大スクリーンでテクスチャー表現の撮影技術を見たい!
それと、次は1人でストーリーのムードを楽しむのもいいかも・・・。
(きっと、おしゃべりなオッチャンと観てたからイマイチしっくりこなかったんやでー)
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by pirimiso | 2005-04-22 12:41 | JOEと映画を
Stand By Me
心に残る出会いのエピソード
映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公が、少年の日を振り返って言う。

“誰も、12歳の時のような友達を
              あとの人生で持つことは、けっして出来ない。”



c0048612_10284937.jpgその頃のわたしには
「彼女」の存在は
彼女以外のひとを全部合わせたよりも大きかった。

だれよりも賢く。
だれよりもやさしく。
だれよりも大きく笑う。
わたしにないものを全てもっていた彼女。

2人が一緒に過ごしたすべての日々は
彼女が語ったすべての言葉と
彼女が生んだすべての音と
彼女がつくったすべての動きで満たされている。

12歳のわたしにとって大きかったように
そのあとの年月、わたしの中で大きな存在だった彼女。

わたしが年をとり、大人に近づいても
わたしの中のおさない彼女は、わたしよりも大きく見えた。

10年の後も、20年の後も、かわらない。

12歳の彼女は
わたしに笑いかける。
ほそめた目、ひきちぎれそうに大きな口で。

「そんなふうに言っちゃいけないよ」
12歳の彼女がわたしをさとしたように
大人びた口ぶりで、わたしに話しかける。

いまも。

彼女のようになりたいと
すこしでも彼女に近づきたいと、焦がれるのだ。

いまも。

12歳の時の友達は
もうひとりの自分になって、わたしの中に生きている。


いちばん近いひとよりも、もっと近くで生きている。
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by pirimiso | 2005-04-13 02:13 | JOEと映画を
エーガのエーゴ
ちょいと、タイトルいじってみた。
前から、どうもシックリしない感じやったから。
だけど、コレ?がエエ感じかどうなんだか・・・。

しかし、
このところユッタリと“エーガ”でくつろぐ雰囲気じゃないよー。
きのうも、ずーと前に録画した
アカデミー賞授賞式のフィルムを途中まで見ただけやし。
ちっとも、映画について書けないってトコが、
タイトル以前の問題ではあるな。

Joeはああいう授賞式とか見るときは、
「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ教授みたいになる。
コイツはニューヨーカー、コレはイングリッシュ。
このアメリカ女優のスコティッシュ役がよかったとか。
こっちのは、ニュージーランダーに違いないとか。
ずーーっと彼らが話すアクセントについて語りつづける。
わたしにゃー、ほとんど聞き取り不能の範ちゅうなので、
けっこうウルサイと感じる。
英国人のアクセントへのこだわりについては、
本でも読んだ事あるけど、
とにかくシツコイ!
違いがわかれば、おもしろいんだろうけど。
わたしも日本語やったら方言ネタ好きやしねー。
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by pirimiso | 2005-04-07 17:08 | JOEと映画を