イギリスで生きてみる
by pirimiso
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春のかほり
注文していた桜もちが届いた。
薄っすらピンクと、塩漬け葉っぱの深みどりが
オーソドックスに美しい。
この色のコンビネーションを見つめるだけで
こんなに幸せと思える幸福。
なんの感慨もなく横を向いてしまう英国人には
お気の毒だけど、
分けてやらずにすむのが、またうれしい。
ふっ、ふっ、ふっ。
桜もち、3つゲット!!
とっても、あまーいお昼ご飯。
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by pirimiso | 2005-03-31 13:18 | イモ食う者・マメ食う者
バカバカバカしい!!!
いま日本国中で、いったいどれほど多くの人たちが
右往左往させられていることだろう。
この「民営化」という、イリュージョンのような言葉に。

近所の公営プールが民営化されることが本決まりとなった。
わたしがここ5年ほどの間、月間20日以上通いつづけている温水プール。
阪神淡路大震災のあと、超お金持ちの市から凋落の坂道を
ころがり続けるココでは、想像されていた成り行きではある。
市の施設を民間業者に補助金付きで経営委託して、
市はその運営から手を引いてしまうというプランである。
経営経費や人件費の負担が無くなる分、
市の財政赤字を削減できると言うのである。

が、しかーし!
補助金額はいまだ不明瞭であるし、
委託後は入場料やレッスン料の収入も
民間業者の取り分となる。
こんな小都市のプールの経営が事業として
楽なものでないのは想像できるが、それを投げ出したからといって
削減できる金額は、プラスマイナスすれば大きくはないはずだ。
「民営化」するために各方面から検討して、行政改革に努めているんですよー!
というポーズを取りたいがための役人の方策にしか思えないのだ。
と、ともに業者とのやり取りの際にウラで動くカネの流れを想像してしまう。

この改変によって、多くのスタッフは職を失う。
われわれ利用者も、長年なじみのトレーナーを失うのだ。
利用者には高齢者が多い。
それぞれの体調を良く知ってくれているスタッフから、
新しい民間のスタッフに一気に変わってしまう事が
その人たちに配慮したやり方と言えるだろうか。
高齢者の体力維持が寝たきりを防ぎ、
財政圧迫を防ぐ最も効果的な対策となり得ることに着目すれば、
「民営化」の波に乗せられた安易な発想は生まれないはずだ。

腰椎の障害のせいで立っていることも困難だった時期に
トレーニングを助けてくれたスタッフと別れるのは、本当にさびしい。
また、彼らが中途半端な扱いを受けて戸惑うのを見るのはつらい。
同じように感じている利用者は多いと思う。
こういう施設は、カネが無くなったから売ってしまえばイイという質のものではない。
避けられない現状であるというのなら、
せめて今後の民間経営の方針を具体的にした上で、
現スタッフにポジションを確保する方向で動くべきだろう。
市側が、ハッキリした通達を出すのを遅らせている事が一番腹立たしい。

もう!こんな風に怒っていると、腰が痛くなってくる!!
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by pirimiso | 2005-03-31 01:47 | 日々の怒り?
waiting on my toes
いったい何がわたしの琴線に触れるのか。
思いは、遠いレッド・レイクのことばかり追っている。
たしかに、日頃のJoeからの感化もあるのだろう。
事件を知った時から、多くは無い情報から
できるだけ自分の考えに秩序を持たせようと努めてきた。
気がかりなこの事件について、納得できる道筋が
欲しかったのだ。

そして今、
その少年は単独犯ではなく校内に犯行グループが
存在していた可能性が高い、との新しい情報がある。
閉ざされがちなネイティブ居住地。
人々は何を知っていて、何が隠されているのだろう。
これから明らかになっていくであろう事実は、
わたしたちの理念の根底にかかわる問題だろうと予感している。

はやくJoeと話したくてウズウズしているのだ。
1ヶ月ぶりに会った第一声が「レッド・レイク」というのでは、
あまりに殺伐としすぎだろうか。
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by pirimiso | 2005-03-30 15:54 | 日々の怒り?
パーティー!
小さなパーティーによばれたEffieとわたし。

豪快な奥様方の1人がEffieにきく。
「それで、ディナーには何を料理したの?」
「インスタント・ヌードルよ。」とEffie。
「この日本のお嬢さんに、そんなモノたべさせたの!
 あきれたねー。」とマダム。
Effieはおどけて、
「でも、おいしかったよねー。」とわたしに同意をもとめる。
それは、インスタント・ラーメンのパックを使った
チャンポン麺風Effieオリジナルだった。
「うん。すごくおいしかった!」
「お客様に出した唯一の料理がインスタント・ヌードルですってさ!」
「そいで、この子もそれが気に入ったんだって!」
大きな身体を揺らしながら、笑いさざめく奥様達とEffie。
とりとめもないやりとりに、なごむひと時。

このでっかいマダムたちには、わたしはちっぽけな小娘に見えるようだ。
それもまた、愉快。
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by pirimiso | 2005-03-30 01:44 | EFFIE/エフィー
考えずにいられない事・エレファント(続き)
ずっと、頭のどこかで考えているのだ。
レッド・レイクの銃撃犯の少年の事を。

父は彼が幼い頃に自殺し、
母は重度のアルコール中毒の末に、
自動車事故で脳に障害を負って病院に入ったきり。
祖母に引き取られたものの何かの理由で、
祖父の家に移り住む。
そこはネイティブ・アメリカンの居住地域で、
彼と似たり寄ったりの境遇の子供たちが多い。
人々には職業につくのが困難で生活保護に頼って生きている。
僅かの金も、麻薬やアルコールに費やされてしまう。
荒廃するにまかせているような暮らしの中で、どんな希望が持てるだろう。
暴力が日常茶飯のすさんだ毎日から夢は生まれるだろうか。
少年はそんな環境で生きていたのだ。

そこでは、他の子供たちも同じように生きていた。
おそらく殺された子たちもそれぞれの重い現実の中にいただろう。
他の子が犯人になっても不思議でないフラストレーションが
それぞれの中にあっただろう。
希望の持てない環境の中で、もがいた末に行き着いたのが
彼にとっての英雄ヒトラーであったのはあまりに皮肉なこと。
若さは極端なことに引きつけられ、異常なことに付き従ってしまう。
あこがれの対象を巨大に美化して、自分もそうなりたいと強く望む。

祖父との仲はうまくいっているようだったという。
ただひとり彼が愛情を得られたであろう人物。
だが、思春期の心と言動は揺れ動き、最良の相手であったとしても
諍いは避けられなかっただろう。
何かがきっかけになって祖父に引鉄を引いてしまったあとは、
自分の中の暴れる波に押されるように犯行を続けたのかもしれない。

ネオ・ナチ信奉は彼には一種の仮想現実で、
ヒトラーを尊敬するという発言やネット上での書き込みは
現実逃避のためのゲームの一部ではなかったか。
暴力性への傾倒はあったにしても。

子供時代、少年少女期には自分を阻む者を消し去りたい欲望が
強く働くものだと思う。
障害となる事柄を適当に放っておいたり、うまく取り除いたり、
時には見ない振りしたりずるいやり方も含めて、まだ対応する術に
慣れていないから。
だが、強い衝動に突き動かされても「殺す」という手段に行き着く前には、
少なくとも一瞬の間はあって、自分を止めることができる。
それができないのは、その一瞬の時空に何も見出せないからだろう。
ほんの瞬きするほどの間に、今までに体験した人の温かさや愛情を確認できれば
人は衝動的な怒りで人を殺さないと思う。
彼はその瞬間を埋めるだけの体験を得られていなかったのかもしれない。

確かにこれは、どこででも起きうる事件だろう。
アメリカに限らず。
だけど、この少年が生きていた特殊な環境を考えることに
大事なポイントがある。
自殺率も、犯罪検挙率も、アルコール麻薬中毒率も、
虐待を受ける子供の率も、ごく若い少女の妊娠率も
アメリカの平均の数倍にのぼる現実が、ここにはある。
これを見ないで、若者を殺人鬼に変えてしまう瞬間を理解できるとは
思えないのだ。
日本で起きる凶悪少年犯罪と呼ばれるケースについても、
環境的にはずいぶん違うものの、その差異を見ていくと
共通することが見えてくると思うのだが。

Joeはこの事件に対して体験に基づいた考えをもっているだろう。
わたしの知らない何らかの情報が聞ければ、
見かたの方向性が変わる可能性もある。
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by pirimiso | 2005-03-29 16:22 | 日々の怒り?
口うるさい栄養士、ふたたび
明日帰ってくる人のために、今日から忙しくなるぞ。
まずは食材の仕入れ。
野菜、多種。
どうせアメリカでヤツが食べそうなのって、
レタスばっかりのサラダくらいだったろうし。
ピーマン、グリーンアスパラ、ブロッコリ、ほうれん草
かぼちゃとトマトとニンジン・・・・。
緑黄色野菜、山ほど食えー。
もちろん、好物のじゃがいもは大量買い。
魚は背中の青いやつ。
サバとかイワシとか。
DHA、EPA、摂取らにゃー。
ワインのボトルはわたしのために。
つまみのチーズはフレンチのウォシュタイプを奮発しよう。

花粉にもめげず、自転車にのってお買い物に行ってきまーす。
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by pirimiso | 2005-03-29 12:00 | イモ食う者・マメ食う者
エレファント
先週から時々、アメリカ、ミネソタ州のレッド・レイクで起こった
銃乱射事件のことを考えている。
犯人の少年は、映画「エレファント」の殺戮シ-ンを観て感激していたという。
映画はコロンバイン高校での事件をベースに作られたものである。
2人の少年が実行におよぶまでの時間経過と、
犠牲者たちが殺されるまでの時間とをリンクさせながら
再現フィルムのようにストーリーは進んでゆく。
犯人の2人の孤立感が、心に突き刺さってくる。
そして、犠牲になる者たちもみなそれぞれに孤独感とたたかっている。
華やかなグループからバカにされ傷つく少女の鬱積する思いは、
犯人の少年たちの絶望感よりも深いものであったかもしれない。
そしてまた、美しさを誇る少女らの側は
拒食症への道へと向かっているという皮肉さ。
出口がないように見える様々な現実に、
終止符を打とうとするかのように犯行が始まる。
恐怖を感じる間もない死。
逃げ隠れて息をひそめる恐怖の死。
一人一人があまりに生々しく
観るのがつらいシーンであった。

レッド・レイクの少年の心を躍らせたのは何だったのだろう。

アメリカでは、学校での銃撃事件は頻繁に起きている。
今回は犠牲者の数がコロンバインに続くものであったから、
日本でも配信されるニュースとなったのだろう。
特徴的な点は、それがネイティブの人々の居住地域であったこと。
この種の事件は、今のアメリカ社会のどこででもありうることで、
ネイティブの社会問題とは別個の事柄だという見方がされているようだが、
そうだろうか。
ネイティブの人々の状況が生む、アルコール、薬物の中毒や家庭崩壊や
子供の教育面の破綻が関係していないはずがないと思う。
そして、それは他の多くのアメリカ人の直面していることの縮図でもある。
ネイティブ・アメリカンの社会状況を見つめることは、
いまのアメリカの社会を考えるために必要なことなのだ。

こういった背景があることは考えに入れるとしても、
犯人の少年のこの極限の行為と、実行に至らせる心理については
違う角度から見る必要がある。
「心の闇」などという安易な言葉で括りたくはないのだ。
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by pirimiso | 2005-03-28 02:12 | JOEと映画を
8人の女たち
女は強い。
女はかわいい。
女は怖い。

この8人の女だけの世界の濃厚さに
息苦しいような圧迫を感じる。
たぶん、わたしにこのフランス女たちのような
「女」の要素が少ないから?
共感するところもあるけど、あの強烈なアピールを見てると
自分はどっちかっていうと、男サイドにいる気がしてくるのだ。
少なくとも、男の方が近しく思える。

一緒にいると窒息しそうで、
女は怖い。

英国男の感想も聞きたいねー。
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by pirimiso | 2005-03-21 22:26 | JOEと映画を
幸せになるためのイタリア語講座
えーん!
TSUTAYAったら、半額クーポン期間だから、
ねらってた映画みーんな貸し出し中だよ。
そいで、出会ったのがコレ。
「大人の恋物語」との、うたい文句。
これ、いわゆるラブ・ストーリーじゃない。

出てくるどの人物もみんなあっぷあっぷしながら
毎日なんとか生きている。
何かにしがみついて、ちゃんと呼吸を保とうと必死なのに
何をつかめば良いのかわからずに、
浮いたり沈んだりをくり返している。
たいていの人が、けっこう深刻な事情を身辺に抱えながらも、
そのプライベートな部分を見せずに淡々とふるまっているのは
わたしたちと同じ。

人を本当に打ちのめすのは、
社会生活上はっきり見える数々の困難ではなくて
人には話しづらい自分や家族の事。
だからこそ、そういう現実のつらさをわかち合える特別な誰かを
みんな自然にもとめてしまう。

このタイトルいかにも日本向けっぽいけど、原題名はどうなんだろう。
人生のささやかな幸福をもとめて?イタリア語というのも
安易だけど、うなづけるねー。
英語講座だと実利的すぎてロマンチックとは言えないもんね。
イタリア語講座の彼らは、それぞれ支えあえる相手とイイ感じに
なれたけど、さーて、行く末はなかなか厳しいんだろうなと思わせる。
恋愛は、最初は何もかもが容易そうで美しいけど、
お互いの中の本質的なイロイロと一緒に、相手と幸せにやって行くには
いくつも山をのり越えなきゃいけないのだから。
(と、自分に言い聞かせる・・・。)

「大人」もそういう事よくわかっていながら失敗を重ねて、何か学んだり
また同じことをくり返したりするのだ。
ああ、このサラリとした物語の描き方と深い余韻はヨーロッパ映画やねー。
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by pirimiso | 2005-03-21 13:12 | JOEと映画を
Without You
あれあれ、Joeが出かけちゃってから全然映画とご無沙汰。
このところ、時間の余裕がないのは確かなんだけどね。
映画中毒は彼で、わたしじゃないって事やねー。
この3連休は、普段あまり見ない国のフィルムを観よう。
フランスとか中国とかイラン、トルコの中東方面にもイイのがある。
TSUTAYAでかりてくる映画には当然日本語字幕しかないから、
Joeと観ることって少ないしね。
花粉ふりそそぐお外に出かけるのはあんまり気がすすまないから、
ヤツのいない部屋でのーんびり羽を伸ばすのも悪くない。
ポテトチップとチョコレートじゃなくって、
せんべいとスルメなどつまみながら♪
んー、何を観ようかな。
「寅さん」と「釣りバカ日誌」とか??

それにしても、連休ってウレシイもんですなー。
何年ものあいだ一年中が休みで
こういう感覚すっかり失くしてたから、新鮮!
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by pirimiso | 2005-03-19 02:36 | JOEと映画を