イギリスで生きてみる
by pirimiso
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ボートの三人男 Three Men in a Boat
c0048612_039473.jpgジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」に出会って30年近く経つが、いったい何度読んだことだろう。
おそらく15回以上読んでると思う。
丸谷才一氏の味のある訳文が好きだ。

暑さで神経がキリキリしたり、反対にダラダラして何にも力が入らない今のような季節には
この本を開いて、100年以上前のイギリスにトリップしてしまうのだ。

テムズ河をボートでゆったりと旅をする若い男3人と一匹の犬に、仲間入りする気分で船旅へ出かけよう。
河の両岸の美しい風景を楽しみながら
水面に冷やされた風に当たっていると身体の芯からくつろいでしまう。

旅で語られる挿話はもうすっかり頭に入っていて、
暗誦できそうなくらいなのに、毎回笑ってしまう。
これって、そう、落語とおんなじノリだ~!
実際「ボートの三人男」のユーモア感覚は
長屋のご隠居とアホな若い衆の会話と同じニオイがする。

古典的なジョークって世界共通なんだろうね。
「アフリカのスーダンでは、Three Men in a Boatは去年のベスト・セラー本だった、
ってEconomist(英誌)に載ってたなあ。」と、Joeが教えてくれた。

スーダンでは内戦のせいで手に入る本がほとんど無くて、
数少ない本屋に並ぶのは、「デビッド・カパフィールド」や「ハック・フィンの冒険」
そして「ボートの三人男」などのクラシックだという。

内戦で恐ろしくひどい状況に生きる人々には、
100年前に優雅に舟遊びをするイギリス人の話など理解不能な部分が多いのに
それでもこのコミカルなストーリーには人気があって
飼ってるブタに犬のモンモランシーの名前を付けるファンもいるのだという。

わたしが中学生の時から読みつづけたこの本から、
イギリス人とその生活と歴史について知ったことはとても多い。
いまJoeを見ていると時々、三人男のジョージやハリスや「ぼく」ジョロームの
人柄の断片を見つけてしまう。

もともとは滑稽な話としてではなく、地域の歴史や地理の記録として書かれたのだという。
作者の抑えきれないおふざけ精神が炸裂してしまった結果らしい。
本に出てくる宿屋やパブは100年前と変わらず今も健在であったりする。(イギリスやね~)
Three Men in a boat をガイドブック代わりにテムズ河を旅しよう。いつか。

お気に入りの翻訳文だけど、
現在Web上の原文で楽しんでいるところ。
訳文を記憶しているので読み易いのと、もともとわかりやすい表現の文章なので
とっつきやすい。古い版からのレトロな挿絵もあり。
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by pirimiso | 2005-07-21 00:39 | JOEと映画を
放浪の果て
エアコンはあるけど
死ぬ手前まで暑くないと使わないガンコ者ー!=ワタシ
そんなワケで脳みそ煮えちゃって
日本語が溶けてどこかに流れてしまったので
ここに書くのが滞っていた。
頭に関西弁ソフトをインストールし直したんで、調子はどうかな?
(以上、ズボラの言い訳。)

ほんとうは、
Joeと学生たちの連絡のために別ブログをやってて
そっちに手がかかってしまって・・・・(これも、言い訳やね。)

exciteじゃないトコで立ち上げたブログ。
それを体験して、ここのexciteブログがいかに使いよいか
身にしみてわかった。

どこのシステムも一長一短だとは思う。

実際に学生用ブログをどこのにするか決める前に
各種ブログを試験的に立上げしてみたので
よそのブログのうらやましい機能もイロイロ知ってしまったのだ。

でも、exciteの手順が単純なことと、
その割合に仕上がりの美しさと読みやすさは
群を抜いてると感じる。

ここに戻って、ちょっとホッとしてしまうなんて
旅先からウチに帰ってきた感じ?かな。
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by pirimiso | 2005-07-18 02:09 | 日々の怒り?
サンフランシスコ で "Saigon Sandwiches"
あなたのお気に入りランチスポットは?

現在、無職でカネも無くノラクラしてる身では
「ランチ」といってもウチでおにぎり作って食べる生活。
おしゃれなランチ・スポットとは無縁だ。

そんな日々の中で、
ときどき無性に「食べたいなあ」と思い出すのは
サンフランシスコで出会ったサンドイッチ。

シビック・センターのホステルに滞在してた時には
ほぼ毎日の昼食だった。

Larkin st. を
図書館とアジアン・アート・ミュージアムを右手に通り過ぎ
State Building と Federal building も左手に通り過ぎ
Turk st. と Eddy st. の間あたりにある
とてもとても小さな "Saigon Sandwiches"

ここのサンドイッチは
小ぶりのフランスパンにサンドする、カスクートってやつだ。
中身は、
千切りニンジンをメインにフレッシュ・コリアンダー(香菜)が
ミックスされる大量の野菜。
いつもお気に入りの照り焼き風チキンをオーダー。
大食漢(?)のわたしでもランチとしてはボリューム有り過ぎという
サイズで 2ドル50!!!

栄養バランスはかなりイケテるし、
お腹イッパイになるし、
サンドする直前にあぶり直してパリパリのパンと
コリアンダーが効いたアジアンな味のバランスがたまらない。

昼食時には近辺の公官庁に働く人たちが列を作る。
なんたってこの値段は、この辺りではビックリものでしょー。

ただ、シビック・センターはホームレスの方々の拠点になってるので
芝生の上でちょっくらランチという雰囲気では全然ない。

買ったベトナミーズ・サンドをお弁当に
ロシアン・ヒルやノブ・ヒルのこぎれいな公園やオーシャン・ビーチまで
散策に向かうことになる。

次に "Saigon Sandwiches" に行けるのは
いつのことか見当もつかないけど、
あの味と値段で生き残ってほしい!と願う
わたしのお気に入りスポットなのだ。
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by pirimiso | 2005-07-06 00:28 | イモ食う者・マメ食う者
氷の微笑 Basic Instinct
土曜、日曜の2日間は
ウィンブルドンのファイナルをヤイヤイと評論しつつ観戦。
が、おそろしくレベルの低い評論家2人は、テニスの事などわかっちゃいないのだ。

「美しいシャラポワちゃんに最後まで残っていて欲しかったな。」(ミーハーやね・・・)
わたしは、ダベンポートのオバチャン系ルックスの迫力ばかりを凝視してしまった。
「あれは、カオで戦ってたよ。」
Joeは彼女がまだ10代の頃、間近で見たことがあるという。
おぼろげな記憶ではその頃は「かわいい女の子だった」らしい。

テニスに深夜2時まで付き合い、
その上(Joeが)TSUTAYAから〈当日返却〉でレンタルしてしまった
「氷の微笑」を観る。

何年もまえに観たけどね。(たぶん、TV放映で)
なかなかきわどい見せ場(濡れ場?)の多いサイコ・スリラー。
この映画のシャロン・ストーンは最高にキレイだ。

今回はJoeと、一種のコメディとして楽しむ。
2人で過ごしたサンフランシスコの風景もなつかしかった。


J:「うちにはシャロン・ストーンはいないし、アイス・ピックもないから安全だよねー。」

「アイス・ピックで何度も突くのはメッチャ疲れるから、わたしならナイフを使うね。」と
包丁を磨ぎ器にかけようとしたが、見当たらない。

なんと、すでにステンレス包丁はベッドの下に隠してあったよ!

いかにもJoeが考えつきそうな、くっだらないジョーク。

「しょーもなー」と内心あきれながらも、調子を合わせる。
笑ってるとホントにおかしく思えてくる。

この冗談のために、
ただそのためだけに、
「氷の微笑」を借りてきたのだと、わたしは信じる。

Joeはそういうヤツなのだ。


(このビデオ、ちゃんと朝の10:00までに返却しに行ってよーっ!!)
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by pirimiso | 2005-07-04 23:35 | JOEと映画を