人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イギリスで生きてみる
by pirimiso
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
タミーちゃん人形のDV受難
タミーちゃん人形のDV受難_c0048612_12404119.jpg子どものとき、「タミーちゃん人形」がいた。

リカちゃんは超有名人で、だれもが知ってるけど
タミーちゃんを覚えてるのは、当時その人形を持っていた昭和30~40年代に小さい女の子だった人だけだろう。

あんまり、メジャーな人形ではなかったのかも。
リカちゃんより少し大人びていて、でもバービーちゃんよりはズングリしてて親しみがもてる子だった。
(バービーちゃんは頭が小さすぎて、コワかったー!  妹が持ってたのは、スカーレットちゃんって子だったよなあ~)

わたしは、タミーちゃんに最上の愛情を注ぎ可愛がってた。


ハギレでファッショナブルな洋服をつくってやり
お歳暮の空き箱の豪華なアパートを与えてやり
時には野っ原に連れて行って、オヤツを分けてやり
創造性にとんだ作り話で楽しませてやり
わたしの絶大な庇護のもとで
彼女は、なに不自由のない生活を謳歌していた。
     (若い愛人を囲ってるオヤジみたいやなー、いま思うと。)

その愛するタミーちゃんの、美しくウェーブのかかった栗色の髪を
ある時突然、わたしは自分の手で、チョンチョンに短く切ってしまったのだ。

何がわたしに、そーさせたのかわからない。
2人がケンカしたわけではない。
彼女には、なんの落ち度も無かったのに。
こーゆーのを、DV(ドメスティック・バイオレンス)というのか・・・。

タミーちゃんは、頭の地肌が丸見えの情けない姿となり、
かつてのキレイなオネーチャンと同じではなくなってしまった。
そしていつしか、わたしの寵愛をも失ってしまったのだ。

あの後、彼女はどこに消えたのか。 
傷心の旅に出ていったのだろう。

カワイソーなタミーちゃん。

いま彼女に代わって、わたし自身が被害者となる、時々。

とつぜん、無性に髪を切りたくなって、手がはさみをつかむのだ。(サイコか?)

今回の被害は、前髪だけなのでまだよかった。
しかし、異様に短い。滑稽といえるほど短い。

このサイコやろうは、前髪だけでなく、後ろの方まで切ったことがある。

あの時は、傷心の旅に出たかった・・・。

いったい何が、わたしをそーさせるのか。
この謎を解くために
タミーちゃんに帰ってきてほしい。
by pirimiso | 2005-04-15 01:56 | ちょっとだけレトロ
<< 花粉症に・かんたんアロマテラピー ビタミンP 花粉症に効く? >>