2005年 04月 13日 ( 1 )
Stand By Me
心に残る出会いのエピソード
映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公が、少年の日を振り返って言う。

“誰も、12歳の時のような友達を
              あとの人生で持つことは、けっして出来ない。”



c0048612_10284937.jpgその頃のわたしには
「彼女」の存在は
彼女以外のひとを全部合わせたよりも大きかった。

だれよりも賢く。
だれよりもやさしく。
だれよりも大きく笑う。
わたしにないものを全てもっていた彼女。

2人が一緒に過ごしたすべての日々は
彼女が語ったすべての言葉と
彼女が生んだすべての音と
彼女がつくったすべての動きで満たされている。

12歳のわたしにとって大きかったように
そのあとの年月、わたしの中で大きな存在だった彼女。

わたしが年をとり、大人に近づいても
わたしの中のおさない彼女は、わたしよりも大きく見えた。

10年の後も、20年の後も、かわらない。

12歳の彼女は
わたしに笑いかける。
ほそめた目、ひきちぎれそうに大きな口で。

「そんなふうに言っちゃいけないよ」
12歳の彼女がわたしをさとしたように
大人びた口ぶりで、わたしに話しかける。

いまも。

彼女のようになりたいと
すこしでも彼女に近づきたいと、焦がれるのだ。

いまも。

12歳の時の友達は
もうひとりの自分になって、わたしの中に生きている。


いちばん近いひとよりも、もっと近くで生きている。
by pirimiso | 2005-04-13 02:13 | JOEと映画を